過去ログ - 美希「ホンキのミキを見せてあげる!! 」
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◆I2jlM7s7F6
[saga sage]
2012/10/26(金) 21:30:52.21 ID:EzlW5vRR0
「では美希。貴女はその結果に満足してしますか?」
貴音の雪女みたいな鋭い視線がミキに突き刺さる。ミキは何も言えなかった。満足しているハズがない。
ミキは今回グランプリになるつもりだった。でもなれなくてくやしかったもん。
「貴女はなまじ才能に恵まれているだけに、 普通の人より容易く人生を送ることが出来るでしょう。しかし
その手持ちの才能だけに甘んじて精進しないようでは、いつまでも本当の幸せを手に入れることは
出来ませんよ。それは貴女が一番よく分かっているでしょう」
まるでミキの心を読んでるみたいに、貴音ははっきりと言い切った。ミキは悔しくてみじめな気持ちに
なって、ついついキツい言葉で言い返した。
「何なの?貴音はミキのお姉ちゃんになったつもりなの?ミキのお姉ちゃんはひとりでじゅうぶんなの。
説教なんて聞きたくないな!! 」
ミキがそう言うと貴音はまたニコニコ笑って、
「申し訳ございません。そのようなつもりではなかったのですが。ただ響も貴女の事を気にかけておりました
ので、こうして一度話をしてみたかったのです。響の言った通り、貴女は素直な心を持った良い人ですね」
響?何で響の名前が出てくるの?貴音の知り合いなの?
「親しい友人のひとりです。わたくしは貴女とも友誼を結びたいと思っておりますよ、星井美希」
「トモダチになりたいってこと?ちょっと考えさせて欲しいの……」
さっきまでお説教された相手と、いきなり仲良くなんて出来ないの。ミキおかしくないよね?
「おや、すっかり警戒されてしまいましたね。ではお近付きの印に、貴女が本気になれる方法を教えて
さしあげましょう」
「ホント!? どうやったらミキホンキになれるの!? 」
貴音の言葉に、ミキは思わず反応しちゃった。ミキがずっと悩んでいた答えを貴音は知ってるの!?
「簡単な事ですよ。貴女が本気になるためにはまず……」
人差し指を口に当てて、貴音が小さくウィンクしてこっそり教えてくれた。
「誰かの為に本気になることですよ―――――」
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