過去ログ - 美希「ホンキのミキを見せてあげる!! 」
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28:1 ◆I2jlM7s7F6[saga]
2012/10/26(金) 22:00:20.84 ID:EzlW5vRR0


***


「おまたせ!今日はもやしチャンプルーだよ!沢山あるからどんどん食べてね!」

「「「「「いっただっきまーす!!」」」」」

「戴きます」「いただきます、なの」

 だんだん標準語が板に付いてきた響に誘われて、ミキと貴音もやよい達と一緒に晩ご飯をごちそうになる。
ミキ達が特訓している間は、響がやよいの家の家事をしてくれてるの。やよいほどじゃないけど、響も
家事スキルがなかなか高いの。

「ウチも家族が多かったからね。なんだかやよいの家にいると懐かしいさ…懐かしいよ」

 やよいの弟達は夢中で食べている。確かにとっても美味しいの。やよいのもやし祭りといい勝負出来るよ。

「すみません野口さん。晩ご飯まで作ってもらって……」

「それは別にいいけど、出来れば響子って呼んでくれないかな……このままじゃじぶ、私のアイデンティティが
 なくなっちゃいそうだよ……」

「?」

 やよいは落ち込む響を不思議そうに見ながら、「じゃあ響子さんで」とか言ってた。野口さんも十分沖縄っぽい
と思うけどなあ。

「あ、そうだタカコ。例の件なんだけど……」

 ふと何か思い出したように、響が貴音に声をかけた。

「おや、もう見つけましたか。流石響子、仕事が早いですね」

「ふふん♪ 私は完璧だからね!で、ちょっとレベル高いけどこれなんてどうかな」

 響は自分のかばんから何かの用紙を取り出して、それを貴音に渡した。貴音はじっくりと目を通すと、
「悪くないでしょう」って言った。

「何?ふたりして何のわるだくみをしてるの?」

 ミキは気になったから貴音に聞いてみた。
 
「企みなどと失礼な。むしろ良い知らせですよ、美希」

 貴音は楽しそうに笑った。その笑顔はゼッタイろくなことじゃないの。





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