過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」 セカンド −オリジナル小説
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/27(土) 20:09:50.28 ID:bldT30xD0
二十代前半だろうか。
理緒と同じくらいの背丈だが、
妙に落ち着いた雰囲気をかもしだしている。
以下略
12
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/27(土) 20:10:24.10 ID:bldT30xD0
「私はジュリア・エドシニア。
あなたを助けるために来た、マインドスイーパー治療班の一人よ」
「治療班……?」
以下略
13
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/27(土) 20:10:52.26 ID:bldT30xD0
衝動的に。
いや、そう言ってはおかしいかもしれない。
実に自然に。
以下略
14
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/27(土) 20:11:42.94 ID:bldT30xD0
汀が意識を失ってから、僅か三日で、
理緒の心と体は、既に衰弱してボロボロになっていた。
ジュリアは理緒の手を握り、優しく語りかけた。
以下略
15
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/27(土) 20:12:15.14 ID:bldT30xD0
理緒の目から涙が流れる。
「分からない……分からないんです……」
両手で顔を覆い、涙を流す理緒の頭を撫で、ジュリアは続けた。
以下略
16
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/27(土) 20:12:42.22 ID:bldT30xD0
「あなたを絶対に助ける。
そのためには、あなたの協力が必要なの」
ジュリアはそう言って、ベッドの上に腰を移すと、
理緒の頭を抱いて引き寄せた。
以下略
17
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/27(土) 20:14:03.36 ID:bldT30xD0
言葉を飲み込んだジュリアに、彼女はかすれた声で続けた。
「私のお家は、赤十字病院です……
お父さんもお母さんも死にました。
親戚もいません……私は、一人ぼっちなんです……」
以下略
18
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/27(土) 20:14:44.02 ID:bldT30xD0
「そう、あなたには友達がいるでしょう?
大事な友達。あなたが、命がけで守った友達がいる。
見捨てて逃げることは出来ないんじゃなかったの?
聞いたわ。あなたは優しい子なのね……」
以下略
19
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/27(土) 20:15:15.62 ID:bldT30xD0
☆
「……以上が今回のプランです。
S級のスカイフィッシュに対抗するために、
私もダイブに同席します」
以下略
20
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/27(土) 20:15:48.56 ID:bldT30xD0
「しかし即急に救わないと……
少なくとも片平理緒さんの命は、長く見積もっても、
あと三日もつかもたないかです」
それを聞いて、医師達がざわめく。
以下略
21
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/27(土) 20:16:24.39 ID:bldT30xD0
問いかけられた元老院の老人の一人が、
少し考えてから重苦しく口を開いた。
「……高畑汀と、片平理緒を失うのは、
今の日本の医療業界にとって、重大な損失だ。
以下略
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