29: ◆EY2wfgakAQ[saga]
2012/10/30(火) 01:13:08.98 ID:e5Psq0pr0
敵意に当てられこの森の住人達も暴れだす
それが障害となり、ビジュの元へたどり着けない
結果身に掛かる火の粉を振り払う
これではビジュと一緒になって暴れているようにしか映らない
レックス「待ってくれ!話を…!」
召喚獣「ガァァァアア!!」
制止など聞く耳持たず
攻撃の手は激しさを増す
更には海賊達もその中に加わる
それはもう止め様のない状況だった
だがその戦いは急遽納まる
爆音と閃光によって
戦場の真ん中
誰もいないその位置に叩き込まれる召喚術
その場にいた誰もが動きを止め、放った相手を振り返る
アティ「皆さん、少し落ち着いてください」
膨大な魔力と共に召喚獣を引き連れるアティ
だがその姿は今まで見たどのアティとも違っていた
流れる赤毛はその色を失い、瞳の色は碧に染まる
そして手には瞳と同じ色を放つ剣
半ば手と侵食しているその剣に、何故か不思議な感覚に陥った
―我を…
あれは、あの剣は…
―我を、呼べ…
胸が疼く
何かが暴れる
再び逢えた歓喜と先に解放された羨望
何故、そんな感想を抱くのだろう…
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