30: ◆EY2wfgakAQ[saga]
2012/10/30(火) 01:26:31.54 ID:e5Psq0pr0
ビジュ「お前、なんでその剣をもってやがる…!?」
埋没した意識がビジュの声で浮上する
だがその意味をすぐには理解できない
レックス「どういうことだ?」
ビジュ「ありゃあ例の積荷の一本だ。見張りの時に盗み見たから間違いねぇ」
その答えに再度アティの剣を見る
もうおかしな感情は浮かんでこない
だが、その代わりに幼馴染の異様な姿が目に付いた
レックス「あの積荷の正体、知ってるのか?」
ビジュ「さぁね。だがどうやらろくなモンじゃなさそうだ」
もう一度状況を見る
戦闘は収まったが、それでも召喚獣たちの敵意は消えない
それにアティの周囲には海賊もいる
ここから友好的に話をするのは難しそうだ
レックス「…一度撤退だ、ビジュ。アズリアに報告する」
ビジュ「けっ、厄介なことになったもんだ」
それをお前が言うか
そう思ったが今は軽口を叩く空気でも気分でもない
ジリジリと距離を詰める召喚獣
それを見て、ビジュと共にその場を去った
最後にもう一度だけアティの顔を見る
姿かたちは変わっても、その顔には夢の面影が確かにあった
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