7: ◆EY2wfgakAQ[saga]
2012/10/29(月) 01:21:05.86 ID:eMAGemGK0
―あれはもう遠い昔
―実際にはそう時間は経っていないだろう。が、もう二度と戻らない温もりが永い距離を感じさせる
―そう、あれは…あの時こそが幸せと呼べるものだったろう
アティ「おーい。早くしないと授業に遅れちゃうよ」
レックス「うん、今いくよ」
アズリア「全く。相変わらずボケッとしたやつだ」
アティは同じ村からの出身だった
両親が死んだ事件の後、アティの親は自分の面倒を見てくれた恩人だった
残念ながら体の良くなかったアティの親は早くに亡くなったが、それでもアティとの仲は変わらなかった
いつも一緒にいるうちに、いつしか一緒に軍学校を目指すようになった
レックス「また負けたかぁ」
アティ「召喚術ではね。でも格闘術じゃレックスにはまだまだ敵わないよ」
アズリア「貴様らがレックスとアティか」
レックス・アティ「?」
アズリア・レヴィノス
名家の出である彼女との最初の出会いはそれだった
アティとアズリア。そして俺の三人はいつもテストで争っていた
アティは召喚術、俺は格闘術。アズリアはどちらもそつなく
永遠の二位
それに我慢が出来なかったんだろう
はじめのアズリアはしゃあもう突っかかってきたっけ
アズリア「もう一度勝負しろ!」
レックス「えぇー」
アティ「まぁまぁ。もう昼休み終わっちゃうよ?」
アズリア「じゃあ放課後だ!あとアティ!こいつを倒したら次はお前だからな!」
アティ「負けないでレックス!」
レックス「それじゃあいつまでもアズリアが離れないじゃないか…」
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