308: ◆asJU3gh8ZA[saga]
2013/02/10(日) 00:25:40.71 ID:4ll4YUAao
そんなとき、自分の部屋に才人がやってきてくれた。
その登場の仕方は決して格好いいものではなかったけれど、なんの偶然か、ふたりっきりになるというおまけつきで。
ティファニアの心は、もう自制ができないほどにぼろぼろであった。
そんな状況であったから、ティファニアは才人に唇を近づけられたとき、何もすることができなかったのである。
あの時、実は才人の唇はティファニアの唇のすこし手前で停止していた。
才人も相当にティファニアに参っていたはずだが、深層心理でのためらいが現れていたということなのであろうか。
唇と唇の少しの隙間……、その最後の砦を崩したのは、他でもないティファニアであった。
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