33: ◆asJU3gh8ZA[saga]
2012/11/10(土) 19:06:58.76 ID:cEU74SRyo
始祖ブリミルでもこれほどの魔力はなかったんじゃなかろうかと思わせるようなオーラを放ちながら、虚無の担い手の一人、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが、その顔を怒りに震わせながらそこに立っていた。
その殺気を直接あてられ、さしものマリコルヌでさえ恐怖のあまり失神。もとよりビビりまくっていたティファニアなどは、ルイズが入ってきた瞬間に、ひうぅ……という小さなかわいらしい悲鳴とともに意識を遠いアルビオンの森の中へとさまよわせていた。
「……えっと、その。」
なにごとか弁解しようとしていたギーシュであったが、ルイズに人睨みされて黙ってしまう。
おかげで彼女の殺気は彼女の使い魔ただ一人へと集中することになってしまった。
「……サイト」
すべてを包み込むかのような大らかな笑みで才人へ笑いかけるルイズ。しかし目が笑っていないことはだれの目から見ても明らかだった。
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