34: ◆asJU3gh8ZA[saga]
2012/11/10(土) 19:08:10.49 ID:cEU74SRyo
「はい、お呼びでしょうかご主人様。」
「あなた、わたしのことを好きといったわね?」
「はい、もちろんですご主人様。」
「わたしを一生守るとも……」
「はい。」
「……で、これはどういうことがあったのかしら?」
「ティファニア嬢が慣れない衣服の着用に困っていらした様でしたので。彼女の使い魔でもあるワタクシめがお手伝い申し上げようかと。」
「……サイト?」
「はい、なんでございましょう。」
「それはこの主人であるわたしの許可なしに行ってよいことなのかしら?」
「めっそうもございません。」
「……覚悟はできてるわよね?」
「……はい、ご主人様。」
そこまでいうとルイズは、ふう……。と一息ついた。才人が、俺も一息つこうかと考えた瞬間、ルイズの殺気や魔力など、あらゆるものが最大に達したかと思うと
「つつつ使い魔の二重契約なんてきいたことないわよ、この犬!!!」
という、おそらくは今までずっと言うのを堪えてきたのであろう文句とともに、エルフなど赤子にも思えるような痛烈な蹴りが才人の切ない部分を襲撃した。
意識を完璧に吹き飛ばされて倒れてしまってはだけた才人の胸には、伝説の使い魔の最後の一人、神の心臓…リーヴスラシルであることを示すルーンが、しっかりと刻まれていた。
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