過去ログ - 見習い魔法使いのいつもと違う一日
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54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/09(金) 20:59:22.59 ID:iX4/EhmQo

 俯くリリーの頭を師匠がぽんぽんと撫でた。
「でもまあ結局のところそんなことはどうでもいい。とにかく手を尽くすよ」
「……お願いします」

 治療の簡単な手伝いを終えると、リリーにできることはほとんどない。
 師匠の言葉に従って外で待つ。
 夜も更けて、なお月が綺麗に見える。

 家の裏で膝を抱えて座り込むと、地面はひんやりと冷たかった。
「……」
 ぎゅっと手を握る。後悔が胸に押し寄せてくる。
 あの時ルークを止めていれば。そもそもルークをついてこさせなければ。

 嫌な感じが胸に広がっていた。タビのときと同じ、とてもよくない感触だ。
「ルーク……死んじゃうのかな」



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