過去ログ - ヴェント「ちょぉ〜っとダケ、おねーさんを匿ってくれるカナ?」
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412:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/01(水) 22:21:48.14 ID:cFFZFjEj0

「おい」


「――!!」


気付かなかった。
声を掛けられるまで。肩に手を置かれるまで。
背後から近づかれているという事実に、全く勘づけなかった。


「まず、1本だ」


「――へ?」


爆発という言葉で例えるのが1番わかりやすい。
文字通り、男の右肩から腕に至るまで。 丹念に磨かれ、月明かりが反射している室内に、散りばめられた。

目視するまで、その事実を認識することができなかった。
だが、その瞬間に襲うのは


「いぎぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!」


堪え難いショック。 痛み。
先ほどのものは比べ物にもならないほどの、痛烈な痛み。
跪くように倒れ込むと、ジグソーパズルのような肉片が目に映った。


海原「……掃除するのは、僕なんですが」


非現実的過ぎる光景に、まだ脳が追いついていない。
そんな男を尻目に、軽快に語りかける海原と名乗る男。


「……あァ? ンなもん俺たちがやらねェでも暗部サマ方がやってくれンだろ」


海原「……貴方が言う『暗部サマ』の正体が僕なんですがね」


「そいつァご苦労なこったな。 もうすこーしグチョグチョにする予定だから、今の内に準備でもしておけよ掃除夫」


海原「……はぁ。 いつもこうなる……」


「ふじゅ、ふっ、へっ、ごぶぅっっ」


海原「……残念ですねぇ。 手を出した人が悪かったんですよ、貴方は」


海原「…………さようなら」



「……」


「…………さ」


「邪魔者がいなくなったところで」


「…………夜食にスクラングルエッグでも作りますかァ」







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