56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/02(日) 23:42:14.90 ID:PAV+qmgN0
少女は夕食の準備時も食事中も口を一切聞かず、片付けを終わらせた後は早々と部屋にこもってしまった。
「……何かあったのでしょうか」
少女が立ち退いた後、フィリアが心配そうに言う。
私は午後の出来事を要約して話した。
元々長い話でも無いが。
「そういうことでしたか」
フィリアは全て承知したというように頷いた。
「あの娘を悪く思わないでください。
まだ十五にも成らない色々と多感な年頃ですから。
それに、あの娘は……」
彼女は少し慌てた様子で口を噤んだ。
私は続きの言葉を催促する。
普段はあまり秘密事を深く追及したりしないが、少女のことは妙に気になった。
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