35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/27(木) 07:09:32.68 ID:t9kuAmI/0
「よう。楽にしろよ」
会話の主は少し派手なスーツを来た、金髪の男。
とはいっても土御門ではない。名前は、
「垣根帝督。今の本業は総会屋か」
俺の言葉に反応して周囲の人間が詰め寄ってくる。垣根はそれを観て軽く笑うと、持っていた灰皿を床に置いた。
あまりにも自然すぎて気付かなかったのだが、地面に人間が一体、頭から血を流して倒れている。
どうやらそういうことらしい。
なるほど。
「まあ違いはねえ。おい」
一言の合図で、人が処理されていった。
「吸うか」
「いや、俺はいい」
ふん、と鼻を鳴らせて座る。俺は警戒を怠ることなく、垣根の対面に座った。
ヤクザとはいえ、それなりに筋は通している方と聴いている。
「ここに来るやつには二種類いてな。テメェみたいな『仕事』を取りに来る奴か、『金』を取りに来る奴か。
どちらにせよ俺にできることはそんなにねえ。向かい合った野郎の頭を縦にふらすか横にふらすか、あるいは、頭をぶちまけることくらいだ」
「高圧的なのは構わないが、俺はその程度じゃ特に何も感じない」
「いいね」
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