過去ログ - 【咲‐Saki‐】京太郎「俺がギャルゲ主人公？」冷やし透華「その９」透華「…連荘？」 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲‐Saki‐】京太郎「俺がギャルゲ主人公？」冷やし透華「その９」透華「…連荘？」

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343: ◆wd7fjK8vaE[saga]
2012/12/06(木) 18:33:35.71 ID:nRTTKSyw0
龍門渕(ハギヨシ)が担当して作った朝食に舌鼓を打った後、各校の面々は一旦自分達の宿泊部屋に戻って寛ぐことにした。

咲「はい、京ちゃん。お茶がはいったよー」

京太郎「おー、さんきゅー咲ー」

清澄女子の宿泊部屋。

淹れてもらったお茶を冷ます間の繋ぎに、昨夜、広間に集まって何をしていたのか聞いてみる。

京太郎「フーフー……そういやさ、昨日って女子はなにしてたの？俺……とハギヨシさんは、藤田プロと風越のコーチさんの酌やらされてたんだけど」

まこ「昨日、どこ捜してもおらなんだのはそれでか……」

久「ちょっと須賀君、あなたまさかお酒なんて飲んでないでしょうね？ハメ外して全国取り消しになるよーなことはやめてよね、絶対に」

京太郎「ハハ、飲みませんって。ただお酒ついで、愚痴を聞かされてただけです……延々と」

久「ならよし♪」

……全然よくないんだけど、まあいいか。

久の自分の扱いは心得たもので、特に悲しみを得ることなく、昨夜の話に戻す。

咲「えっとね、昨日は４校で集まって怖い話してたの」

京太郎「怖いって……百物語的な？」

咲「うん、それそれ。もー、意外とみんな怖い体験してたりで、この時期なのに肌寒くなっちゃったよ！」

京太郎「あー…………そういや何年か前、机の下から人の声がして怖くて眠れないからお話しよう、って電話かけてきたよな」

咲「あ、覚えててくれたんだ。その体験談もしたけど、結構評判よかったんだー」

京太郎「そこは喜んでいいのか……？」

怖い体験なんてしないに越したことはない。

ほどよく温いお茶に口を付けつつ、京太郎が部屋の隅に目を向ける。

部屋の角、膝を抱えた和が震えている。

京太郎「…………一人致命傷負ってねーえ？」

和「うぅぅ……錯覚です、思い過ごしです……幽霊もオバケも、全部気の迷いなんです……」

優希「のどちゃん、最初から最後までずぅっとこんな調子だったじぇ！」

京太郎「へえ……ちょっと意外だな。幽霊とかオバケとか、『そんなオカルトあり得ません！(裏声)』で一蹴しそうなイメージあったんだけど」

咲「アハハ……和ちゃん、ずーっとオカルトなんてあり得ませんって自分に言い聞かせてたけどね」

京太郎「そっちタイプのオカルト否定派だった、か」

和「うー…………ゆ、ゆーき……あの、またおトイレ一緒に行きませんか……？」

優希「のどちゃん、トイレぐらい一人で行けるようにしないとダメだじぇ……」

和「だ、だって……仕方ないじゃないですかっ……トトトイレの鏡に男の人が映ったり、扉をノックされたら私……！」（ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

まこ「怖い話聞きすぎたせいか、あの通りじゃ……」

和「ささ、咲さんー……」

咲「もー仕方ないなー。行こ、和ちゃん」

和「！」（ﾊﾟｱｧｧ！

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