過去ログ - 上条「俺がジャッジメント?」初春「3!」
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91: ◆LKuWwCMpeE[sage saga]
2012/11/23(金) 01:09:10.77 ID:9mUDWLwDO

さてどうする。
恐らく、相手方も自分の一つの正体を知っている筈。

『元』となったが、スクールのリーダーであった垣根帝督。
そして自分は、『元』グループの構成員。
互いに学園都市によって組まれた、言わば汚え組織。
能力としては学園都市第二位の未元物質、それに比べてレベル0の肉体再生。

かつての土御門は、陰陽博士として最高位にまで上り詰めた魔術師だった。
それも、恐らくではあるのだが、垣根と同等に戦える程の力で。
しかし、彼の魔法名が指す様に今までしてきた行動が故にそれに大きく制限を受ける事となった。

『背中刺す刃・Fallere825──嘘をついてでも、何かを裏切ってでも目的を果して見せる』

陰陽の歴史は「裏切り」の歴史。
目的の為に、敵を欺き仲間を欺き、相手を欺き自分を欺き、能力を欺き魔術をも欺いた。
スパイとして潜入した先で受けた脳開発が魔術に欺きもしたが、それでも土御門は目的の為なら何の躊躇いもなく行使をする。

所詮は自然の摂理と超越した科学。
やはり魔術と能力は相容れないものなのか。
それをも見越してアレイスターという魔術師は、この学園都市を造ったのかもしれない──

いや。

今はそんな事などどうでもいい。
テメェの目の前にいる男から、目的を最良の結果で打開できる親友を如何に守れるか。
その為なら、何だってする。


土御門「カミやん、知らないのか?」

上条「何が、だよ」

垣根「……」

土御門「前に、『子猫ちゃん達が襲われた』っつったよな?」

上条「……っ! それが、どうしたんだよ……!」



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