過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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887: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2013/05/11(土) 01:43:53.65 ID:9NDF7YG8o

〜〜〜

「……」

「……」

「……」

タイプの全く違う風貌の三人が黙ったまま向かい合っている。

一人は、どう切り出すかを迷う。
一人は、どう切り抜けるかを迷う。
一人は、どう切り込むかを迷う。

「か、帰りたい……」

どう切り抜けるかを迷っていた上条が、思わず声を出した。

「うるさい、黙ってろ」

どう切り込むかを迷う垣根は反射的に口を出す。

「……まァ……落ち着こうぜ。
まずは……垣根、すまなかった。
謝って済む問題じゃねェけど、謝らせろ」

そして、その言葉が発せられた勢いに乗ろうとするように、どう切り出すか迷っていた一方通行が言った。

「はぁ?なんの事だ?」

「暗闇の五月計画だ。
俺は、今……その落とし前をつけるためにアイテムと協力関係にある」

それだけ言えば第二位ともあろう男ならば全てを察すると一方通行は判断したのか、詳しく説明する事はなかった。

「……絹旗にも、会ったのか?」

「あァ」

「ひとつだけ、答えろ……お前はなんであの実験に協力した?」

「……俺がその実験を知ったのは数日前だ」

「……そうか……」

垣根は不思議なほど冷静であった。
恐らく、先に絹旗と一方通行が出会った事が大きかっただろう。


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