過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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888: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2013/05/11(土) 01:44:19.39 ID:9NDF7YG8o

「……知らなかった、のか。
そうか……じゃあ、なんで助けてくれなかったのか、なんて言えないな。
でも、絹旗だけでも助けてやって……いや、巻き込まないでやって欲しかった」

まるで、実験を知っていたら一方通行は必ず潰すと信じているような口ぶりであった。

「……なぁ、落とし前ってことなら俺の願いを聞いてくれるか?」

垣根はすでに何処かが壊れているのだろう、先ほどまでのピリピリした空気はなくなり、完全に穏やかな空気を纏っている。
達観していると言えば聞こえはいいが、それは全てを諦めているようにも見える。

「……絹旗最愛の願いと、両立できるものなら」

「そうか」

垣根は軽く笑うと、じゃあ、と話を続けた。

「どうせお前ら暗部を潰そうとしてるんだろ?
それは構わない。だが、俺をその中で死んだ事にしてくれ。
潰したあとの汚れ役は全部俺が引き受けるから」

「却下だ、あいつの願いはお前と笑える世界だからな」

「死んだんならしょうがないだろ?
アイテムの奴らと笑える世界を作ってやってくれ。
そして、絹旗を守ってやってくれ。
俺はお前と初めてあったけど、アイテムがお前を信用したなら俺も信用する。
お前になら任せられる」


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