過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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909: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2013/05/13(月) 04:00:44.25 ID:eDtp/jlAo

〜〜〜

部屋に戻ると、麦野はイライラしながらベッドに腰かけた。

そのままずっとイライラとしていると、最近めっきり鳴らなくなった携帯電話が鳴った。

「チッ」

舌打ちしながら、着信者を見る。

ディスプレイに表示された名前をみて麦野の怒りは爆発した。

――大体よぉ……こいつがわけわからん壊れ方すっからめんどくせぇことになってんだよなぁ……。

力の限りで携帯を開き、通話ボタンを押す。

おい、てめぇコラ垣根ぇえええ!

そう、用意した言葉は、電話口の焦った声で出口を失った。

『麦野さん、か?垣根帝督の……友人だ。
一度カフェで会ったが、覚えているか?』

電話相手は友人、というのに一瞬迷ったようだった。

「あぁん?……カフェ?」

『あぁっと、僕の名前はステイルだ』

「あー……あの、赤髪か?」

『そうだ!一度顔を合わせた程度のあんたを頼る無礼は許せ、礼ならなんでもする。
だから、助けてくれ!』

ステイルは必死だった。
電話の声だけでも、それがわかった。



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