過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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954: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2013/06/03(月) 02:29:56.31 ID:emK3jI3Ro

その異質な反応に、思わず全く関係のない話を振ってしまう。

「ば、バカな事をいうもんじゃないよ!
この子は……彼女とかそんなんじゃなくって……」

しかし、それはステイルにはある意味クリティカルヒットの質問であった。

「……まぁ、いい。お前らの恋愛事情なんざどうでもいいからな。
垣根帝督の話を聞かせてくれ」

「そうですね……。
垣根帝督、そして彼の仲間ならば……すべてを話したほうがいいでしょう」

ずっと黙っていた巨乳な女が、口を開いた。

「私たちは、イギリス清教・必要悪の教会に所属する……魔術師です」

「……へぇ……そう……うん?」

魔術師、そのあまりにもファンタジーな響きに、麦野は面食らう。

「まぁ、いきなり君達学園都市の人間に魔術師なんて言ってもそうなるのが普通だよな……」

ステイルは魔術師である自分と対面し、
まず最初にサンジェルマン伯爵が実在するのかどうかと聞いてきた垣根の異質さを再認識したようだ。

「えーっと……魔術ってのはあれか?
RPG的なか?」

「ゲームはやった事ないのでわかりませんが……。
あなた方とは違ったプロセスで法則に介入し、行使する能力、ですかね」

神裂は例を挙げていくつか説明するが、麦野にそれは全く理解できないものであった。

「あー、悪い。見せてくれないか?」

そして、百聞は一見に如かずというように、とりあえずみればわかる。
そういうように、神裂の説明を遮った。


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