過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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955: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2013/06/03(月) 02:32:45.63 ID:emK3jI3Ro

〜〜〜

「んー、見た感じだと普通にステイルは発火能力者にしか見えないな。
だが、イノケンティウスだっけ？あれは凄かった。
私の能力でも消しきれなかったし……」

「だけど、イノケンティウスは君とは相性が良くないね」

「いや、でもお前は基本迎撃で力発揮するスタイルだろ？
私を待ち伏せてからの戦闘だったら、いい勝負は出来るさ」

麦野は自分が負けるという事は考えていない。
しかし、それはステイルも同じようだ。

「まぁ、そうだね。僕の得意の戦況での勝負なら負けはしないよ」

二人の間に火花が散ろうとしたが、神裂がそれを宥める。

「お二人とも、今はそんな事をいいあっている場合ではありませんよ。
とにかく、これが魔術です」

「……まぁ、信じてやる。
それで？あのお姫様はなんなんだ？垣根とお前らはどんな関係で、垣根はどこへ消えやがった？」

ため息をひとつつくと、麦野は一気に質問する。

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