過去ログ - 御坂妹「アクセロリータ」一方通行「あァ!?」
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36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2012/11/22(木) 13:14:35.25 ID:z7fln/ad0
時刻は午後五時四十八分。
滅多に人が通ることのない裏路地は、表通りの喧騒とはかけ離れた静けさが漂っている。

その静寂を打ち破るように、子供特有のソプラノボイスが響き渡った。

「ひゃはは!どうしたどうしたどうしたよォ!武装した軍人サンが丸腰の一般人相手に逃げ腰になってンじゃねェぞ!」

「っ!!」

「ほらほら、その銃は飾りなンですかァ!?根性見せてヘッドショットでも決めてみやがれってンだよ!」

最新鋭の銃器で武装した『妹達』の少女。その少女を、丸腰の少女が圧倒していた。

白い肌に白い髪。透き通るような赤い瞳。
夏物の白いワンピースを着た、小学校低学年ほどの少女である。

学園都市に七人しかいないレベル5の第一位、一方通行。
その幼い風貌からは想像付かないが、これでも学園都市230万人の頂点に君臨する最強の超能力者だ。

その白い少女が、軍用クローンの少女を圧倒していた。

銃器で武装しているはずの少女が逃走し、白い少女が狂笑と共に追撃する。
見た目の情報は当てににならない、彼女が強大な力を持つ超能力者であるからこその光景である。

「くっ……!」

走っているうちに靴が片方脱げ、白いソックスが汚れるのにも構わず走り続けた。
片方だけ履いていても邪魔なだけだが、相手はもう片方の靴を脱ぎ捨てる暇すら与えてくれなかった。
逃げ惑う彼女を嘲笑うかのように、声は一定の距離を保ちながら着実に追跡してくるのだ。


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