過去ログ - 御坂妹「アクセロリータ」一方通行「あァ!?」
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2012/11/22(木) 13:26:26.21 ID:z7fln/ad0
「ハ・ズ・レ」

パァン!という甲高い音が響いたかと思った瞬間、直撃寸前だった弾丸があらぬ方向へと弾かれた。
そのうちの一発がクローン少女の肩に当たり、びちゃりという音と共に、制服に赤い染みが広がっていく。

「ひゃはは!惜しかったなァ、いいセンいってたと思うぜェ?っつってもま、ただ撃っただけじゃ俺に届きゃしねェけどなァ」

あれだけの距離・時間を休まず追跡してきたにも関わらず、一方通行は涼しい声で告げる。
対する少女は疲労が限界に近付いており、既に肩で息をしている状態だ。

「さァて、お次は何を見せてくれるンですかァ?そろそろ鬼ごっこは飽きてきちまったンですけどォ?」

「……っ!」

一瞬の溜めの後、少女が一方通行に向けて掌を翳す。。
次の瞬間、少女の掌から発せられた青白い火花が一方通行に襲いかかった。
『欠陥電気』。出力はオリジナルである御坂美琴の1%にも満たない電撃能力であるが、直撃した人間の手足を一時的に麻痺させることくらいは可能である。

銃撃による起死回生の反撃が失敗に終わった今、相手が電撃で怯んだ隙に一度体勢を立て直そうと考えたのだが、

「オイオイ、学習しねェな。銃が駄目でも電気ならってかァ?そンなモン無駄に決まってンだろうが」

火花は一方通行に触れる寸前で、先の銃弾のように弾き飛ばされた。
どころか、電撃はまるでブーメランが持ち主の元へと戻るかのように、逆に少女へと襲いかかる。

「っ!?」

自らが生み出した電撃に撃ち抜かれた少女は、短い悲鳴と共に地面に倒れ伏した。


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