過去ログ - 御坂妹「アクセロリータ」一方通行「あァ!?」
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54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2012/11/22(木) 20:14:35.19 ID:FTtdX1vT0
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立ち読みを終えた一方通行が店から出た頃には、既に空は暗くなっていた。
時刻は午後八時十五分。“お遊び”の開始時刻が、あと十五分後に迫っている。
コンビニに入った時間が七時前だったはずなので、ゆうに一時間以上は立ち読みを続けていたことになる。

(雑誌ってのは意外と時間を潰せるモンなンだなァ)

単に目に付いた雑誌を適当に開いただけだったのだが、思いの他(理解に苦しむという意味で)興味を惹かれ、結局全部読んでしまったのだ。
結果として、思っていた以上に時間を消費してしまったのである。

余談だが、どうやら昨日のクローン少女が読んでいたのもこの雑誌だったらしく、
『男を落とす!小悪魔女子の嘘泣きテクニック』と銘打たれたコーナーを目にした時は思わず雑誌を破り捨てそうになった。

(それにしても、ついつい集中しすぎちまった。そろそろ操車場に向かわねェとな)

実は途中で何度か店員に注意されていたのだが、内容に集中するため余計な音を『反射』していた一方通行はそれに気付く事はなかった。
自分より年下の小学生に徹底的に無視され続けた店員はやがて注意する事を諦め、少し涙目になりながら事務所に引っ込んでいったという。

そんなわけで現在、操車場のある第十七学区へ向かっている最中である。
最悪、能力を使って近道でもするか、などと考えながら交差路へと出た一方通行は、

(―――ン?)

音の『反射』を切り忘れていたため、横から飛び出してきた人影への反応が遅れてしまった。

飛び出してきたのは、ツンツン頭の男子高校生だった。


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