過去ログ - 魔法少女まどか☆マギカ〜After Ten Years of History〜【あれから10年】
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861:第5話「強さはいつも心の中に」 ◆7F2DwKbdfg[saga sage]
2014/06/09(月) 00:34:46.12 ID:fDDfIeo+0

【タツヤ】
「...助け、なきゃ」


タツヤは息も絶え絶えとした状態で、ぶつぶつと同じ言葉を繰り返す。

助けなきゃ…守らなきゃ…と―――

そう言い続けて…彼は疲労した体を無理やり動かしながら…ゆっくりと彼女に近付いていく。


【ほむら】
「…」

【タツヤ】
「ほむら、さん…」


そして、タツヤはほむらの傍まで近付くと…静かに腰を下ろす。
先程まで苦しんでいたほむらは、既に虫の息となっていた。

近くにはキュゥべえやゆま達もいたが、ほむらの事で必死になっていたタツヤが彼女達に気付くことは無かった。


【タツヤ】
「…」


しかし…次の瞬間、タツヤは何かを呟きながら再び自らにオーラを纏わせる。
先程とは違い、黒いオーラではなく…桃色の綺麗なオーラだ。

そのオーラと共に、タツヤは自らの周りに小さな魔法陣を展開させる。
魔法陣からは…ほむら達を包み込むような光が発せられた。


【ゆま】
「何…これ…」

【ゆま】
「凄く…暖かい…」


ゆまの言うように…その光は凄く暖かかった。
優しく…包み込み癒してくれるような…そんな印象を受ける。

その光は、ただ浴びているだけでも力が湧いてくるようであった。


【タツヤ】
「全ての…理に…示すは」

【タツヤ】
「天上に…捧げる…祈り…」


そして、タツヤはポツリと何かを呟くと…その光はますます輝きを増していく。

周りのほむらやゆま達をも巻き込み、その光はそのまま全てを包み込むように広がっていった。




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