過去ログ - 魔法少女まどか☆マギカ〜After Ten Years of History〜【あれから10年】
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860:第5話「強さはいつも心の中に」 ◆7F2DwKbdfg[saga sage]
2014/06/09(月) 00:30:40.30 ID:fDDfIeo+0

【織莉子】
「…」


その光景を眺めながら…織莉子は、唇を噛みしめる。

このままでは…ほむらを助ける為に、力を使った筈のタツヤが…ほむらを追い詰めることになってしまう。

そんな悲惨な結果にするわけにはいかない。
しかし、今の自分達では…どうすることも出来ない。
その事実が、織莉子には歯がゆくて仕方がなかった。


【タツヤ】
「…」

【タツヤ】
「ほむら、さん…」

【織莉子】
「!!!」


だが、そんな彼女に反応するように…タツヤが声を発する。

いつの間にか髪の毛は元に戻り、彼を纏うオーラもなくなっている。
先程彼女達が恐怖を覚えた鹿目タツヤは、今そこにはいなかった。


【ゆま】
「たっくん...?」

【タツヤ】
「…」


だが、それでも…タツヤの様子が可笑しいことに変わりは無かった。

タツヤは酷く疲れている様子で、今にも倒れてしまいそうである。
恐らく、先の戦いで自分の限界を超える程の力を使ってしまったのだろう。

しかし、それでも彼は足を引きずるようにして…少しずつある方向に向かっていく。


【ほむら】
「…」


その先には、彼が守ろうとして…彼が傷つけてしまった…1人の魔法少女が居た。




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