過去ログ - 魔法少女まどか☆マギカ〜After Ten Years of History〜【あれから10年】
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873:第5話「強さはいつも心の中に」 ◆7F2DwKbdfg[saga sage]
2014/06/09(月) 00:58:11.44 ID:fDDfIeo+0

【タツヤ】
「ほむら、さん」

【ほむら】
「でも…」

【ほむら】
「そんな私に」

【ほむら】
「手を差し伸べるあなたが居た」


しかし、花畑で1人泣き崩れるほむらに…そっと手を差し伸べる者が居た。

その者は…かつての最愛の友人の面影を残した、心優しい少年―――

泣いているほむらに…柔らかい笑みを浮かべる少年の名は、鹿目タツヤといった...。


【ほむら】
「私は、それを掴んでしまった」


花畑に居るほむらは、恐る恐るタツヤの手を掴もうとする。

触れた瞬間―――砂となって消えてしまうのではと、恐れながら…

しかし、その差し伸べられた手は…しっかりと掴むことが出来た。
その瞬間…ほむらは、何かから解放されたような気がしたのだ。


【タツヤ】
「…」

【ほむら】
「...情けないわね」

【ほむら】
「…あなたの事を、邪魔者扱いしておいて」

【ほむら】
「そんなあんたに、私は救われたんだから...」


ほむらは、タツヤによって『人間』の心を取り戻すことが出来た。

『人間』としての自分を忘れ掛けていた彼女も、タツヤの前では『人間』であることが出来たのだ。

そう、ほむらはタツヤに話す。


【タツヤ】
「多分…」

【タツヤ】
「ほむらさんを絶望の淵から救ったのは、俺じゃないと思います」


しかし、少年はほむらの話を聞き終えると…少し照れくさそうに呟いた。




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