過去ログ - 千早「キサラギクエスト」
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/24(土) 23:44:56.09 ID:E/kh74c5o
「そっちこそ……甘いんじゃない!」

真がジャンプした勢いで着地した木を斬り倒す。

「おっと……」
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/24(土) 23:50:47.47 ID:E/kh74c5o
視界に真が飛び込んでくる。
服の前が真っ二つに斬られた状態だった。
かすかにあった手応えは、服だったことを悟る。

真は斬られる瞬間に体をひねるように回避し、そのままひねりを利用し
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/24(土) 23:55:18.98 ID:E/kh74c5o
瞬間。
音とともに真はしゃがんでいて私の体の真下にいた。
足だけは私の顔面、顎を狙っていた。

高速とも言える蹴りが炸裂するが、上体をそらすことで避ける。
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/24(土) 23:57:59.56 ID:E/kh74c5o
衝撃。女の子でした。
まさかあの大広間に集められた勇者達の中で女は私だけだと思っていた。
だけど、他にもいたなんて……。

真も、いえ、彼女も女の子だった。
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 00:02:13.05 ID:rbd3xKCNo
「あぁ、女の子一人だと可哀想だし危ないと思ったから。
 だから僕もついていって一緒に頑張ろうとしたんだよ、女の子同士で」

「女の子が一人で危ないなら二人いても変わらないわよ」

以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 00:07:26.97 ID:rbd3xKCNo
去りゆく背中を斬りつけてもいいのだけど、その気にはならなかった。
また戦闘するには少しばかり厄介な相手だった。

「そう、女の子だったのね……」

以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 00:13:05.56 ID:rbd3xKCNo
殺気を纏う私にモンスターは近づかなくなってきた。
こんなにも対人の戦闘を終えたあとに殺気を纏う人間に襲いかかるモンスターがいるのだろうか。


私の方が歩くの早いのに彼女のが先に行って私の先を歩くなんて……何様なの。
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 00:13:27.31 ID:HWkGcujio
苛つくラノベの主人公みたいだな
これは無い


41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 00:17:48.42 ID:rbd3xKCNo
しばらく頭を冷やすために休憩した。余計な時間を使ってるとも分かっていながらも。
ただでさえ、宿で一泊していて遅れをとっているのに。

しかし、森を歩くと雨が降りだした。
突然のスコールのような雨。
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 00:22:21.23 ID:rbd3xKCNo
そして、しばらく走ったあと、洞窟を見つけてそこに入り込んだ。
運が良かったとも言えるし、後々の事を考えると運が悪かった。

だが、驚くことに奥のほうに明かりが見える。

以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 00:33:51.11 ID:rbd3xKCNo
明かりの正体である松明は土の壁に括りつけてあった。

まるで誰かがここで生活をしているかのようだった。

(こんな森の中で……。誰が?)
以下略



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