44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 00:46:05.18 ID:rbd3xKCNo
ドーム状になっている天井の方を見ていると、上の方に穴があった。
見るからにこの洞窟の続き、といった感じである。
私はそこに何か一角獣繋がりの宝でもあればいいかと思い登った。
土の壁を登り、なんとか登り切れ穴に入った。
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2012/11/25(日) 00:51:39.37 ID:rbd3xKCNo
戻って見下ろす。
するとそこには一角獣がいた。
馬のような体は馬のそれよりも何倍も大きく、そして大きな角。
「あれが……ユニコーン……」
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2012/11/25(日) 01:00:58.58 ID:rbd3xKCNo
頭を大きく振りながら突進する一角獣。
真はなんとか避ける。
一角獣が壁にぶつかった衝撃が洞窟中に伝わり、揺れる。
危うく下に落っこちる所だった。
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2012/11/25(日) 01:05:26.58 ID:rbd3xKCNo
真(なんであの女がここに……!)
真(ボクをあんな場所から見下ろして笑うのか……! クソ!)
結局、私もあの一角獣の角の欲しさに彼女がどう戦うのかを見て
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:10:16.16 ID:rbd3xKCNo
真だってこの高さくらい彼女の身体能力を持ってすればこちらに登ることも可能なのだろうが、
一角獣自体がそうはさせないだろう。
洞窟の入り口ギリギリのサイズの一角獣は真の身長を遥かに超えている。
「あんな所から馬鹿にして! こんな所で、死んでたまるか!」
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:12:13.51 ID:rbd3xKCNo
――僕がお姉ちゃんを守ってあげるよ。
なんでこんな時に出てくるのよ。
あなたが出てきたら……私は……もう何も言えないじゃない。
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:14:51.76 ID:rbd3xKCNo
「僕は、立派な勇者だったってさ」
――お姉ちゃん、僕、大きくなったら立派な勇者になるんだ!
――ふふ、きっとなれるわ。応援してる。
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2012/11/25(日) 01:19:23.11 ID:rbd3xKCNo
どうやら一角獣の帯電される場所が角だったらしく、その帯電する場所を失ったその痛みに
暴れまわる一角獣を目の前に、戦闘不能の真を後ろに。
そして、荷物の中から素早く回復薬を取り出し、後ろも見ずに放り投げた。
「何をぼさっとしてるの! 早く使いなさい!」
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:22:54.46 ID:rbd3xKCNo
瞬間。一角獣が突進してくる。
私と真は左右にそれぞれ飛び退けた。
「さすがに角を斬り落としただけじゃだめね」
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:26:20.19 ID:rbd3xKCNo
私めがけて飛んできた。刀身でガードして動きを止める。
「今よ!」
「うおおおおおおおっ!」
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:30:41.69 ID:rbd3xKCNo
「また……そうやって!!」
血相を変える真に対して冷静に返す。
「死んでないわよ」
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