849: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:22:11.16 ID:hWToRdhWo
自然と体力も力もついていったつもりだった。
でも飢えには勝てない。
850: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:22:40.22 ID:hWToRdhWo
主人はご婦人にも私を殺すことだけは許さないと言いつけてあった。
だけど、どうやらそれが気に食わなかったらしい。
851: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:23:15.19 ID:hWToRdhWo
殴られるのは嫌。痛いのも嫌。
苦しいのも嫌。
852: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:23:44.26 ID:hWToRdhWo
夕飯がなかったことが多々あった。
ご飯が食べられないのが一番辛い……。
お腹が空いて日中に倒れると、蹴られて、水をかけられて起こされる。
853: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:24:18.08 ID:hWToRdhWo
夜は寒い家畜小屋で家畜と一緒に寝た。
藁の布団は毎晩毎晩寒くて凍えていた。
バツで夕飯のなかった時はよく寝床の藁を噛み締めて
854: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:24:58.82 ID:hWToRdhWo
失敗してたくらみがバレる度に酷い拷問を受けた。
婦人の楽しそうな高笑いの中で、
水車に括りつけられて溺れ死ぬかと思った。
855: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:25:45.77 ID:hWToRdhWo
仕事にも慣れてきて、
あとは日々の拷問のような待遇に耐えるだけの生活になっていた。
明日のことなんて考える余裕なんてなかった。
856: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:26:28.18 ID:hWToRdhWo
そんなある日、昼下がりの午後。
いつものようにご婦人から嫌がらせをされながらも昼食を
下剤の仕込まれている部分だけを取り除きながらも少量を飲み込む。
857: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:27:43.47 ID:hWToRdhWo
そんなことがあった後、
それからまた土地を耕している最中だった。
しょぼくれながらもさっきの嫌がらせについて何も考えないようにしようと
せっせと手を動かしている所、頭に小石がぶつかった。
858: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:29:40.25 ID:hWToRdhWo
この2年まともに主人の家の人以外は見ていなかった。
誰なんだろう。と思う前に私は別のことを考えていた。
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