892: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:07:05.74 ID:hWToRdhWo
「そう、いいよ」
「はっ……! えぇいッ!」
893: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:08:14.49 ID:hWToRdhWo
春香はゆっくりと教えてくれた。
「助けたい人が助けられない時、私自身が戦えたらって思ったことがあったの」
894: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:09:14.76 ID:hWToRdhWo
少し自虐的な風に言ったけれど、
春香は嬉しそうにそう話していた。
本当に嬉しそうに。
895: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:09:46.58 ID:hWToRdhWo
「行くよ千早ちゃん。準備いい?」
「ええ、春香。大丈夫よ」
896: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:11:56.03 ID:hWToRdhWo
そんな風に寄り道を重ねながらナムコ王国の首都。
バンナムに向かうこと2年が経過していた。
897: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:12:50.96 ID:hWToRdhWo
そんなある日。
いつものように早朝から移動をしていると、
とある集団の拠点としている場所へ到達した。
それは軍隊だった。
898: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:13:34.65 ID:hWToRdhWo
「どうしてこんな軍隊がここに?」
「ここはもうナムコ王国の領地だよ。だから多分、クロイ帝国の軍人達だと思う」
899: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:14:08.38 ID:hWToRdhWo
ビクッ。
体が凍る。見つかった!? 隠れていたはずなのに。
だけど、人の気配も感じることのできる強い魔法使いが
いればそれも容易いことかもしれない。
900: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:14:53.18 ID:hWToRdhWo
「春香……」
「私は常に中立の立場だけど、争いは認めたりはしない」
901: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:15:24.31 ID:hWToRdhWo
「これを見て、千早ちゃん」
春香は荷物の中から大きめの地図を広げる。
902: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:16:09.01 ID:hWToRdhWo
「私達はそこへたどり着く前のナムコ軍に合流して話をしなくては!」
「だけど、春香。そしたらナムコ軍が今度優勢な作戦を考えるんじゃ」
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