967: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 18:11:09.69 ID:hWToRdhWo
「いいじゃない……。受けて立つわ……」
私はそれから荷物を預けているという所へ行き、剣と荷物とその他もろもろを受け取った。
968: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 18:11:45.58 ID:hWToRdhWo
自分の剣を一つ。
少し低予算になるのかもしれないけれど。
969: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 18:12:16.63 ID:hWToRdhWo
銀行から預かっていた剣を抜く。古い剣の方を。
剣で鞘に傷をつける、というか掘っていく。
ガリガリ削って掘っていく。
970: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 18:13:25.51 ID:hWToRdhWo
何分間そこに立ったままいたのだろう。
色んな思い出を思い出していた。
こんなことして決別をしたつもりになっているのかもしれない。
971: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 18:14:10.89 ID:hWToRdhWo
失った春香はもう元には戻らないけれど、
まだ可能性が1%でもあるならば、
私はいなくなったもう一人の如月を探し出す。
972: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 18:14:52.25 ID:hWToRdhWo
そして、1年が経過する頃。
ついに私は首都であるバンナムに到着した。
戦争中であるにも関わらず賑やかで華やかな街だった。
973: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 18:15:19.18 ID:hWToRdhWo
試験の内容は簡単だった。
単調なアスレチックコースの突破。
パワー計測試験。
持久力試験。
974: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 18:16:38.76 ID:hWToRdhWo
私達合格者は王の話を直に聞くということで、
城の大広間へと次々と合格者から順々に案内されていく。
最後に私が案内された。
975: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 18:17:19.24 ID:hWToRdhWo
私の中の意識は春香からしっかりと継承されている。
あの人は今も……私の中で生きている。
そして、私のやるべきこと。
976: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 18:19:08.20 ID:hWToRdhWo
「春香……あなたの意志は確かに受け取っているわ。
必ず戦争を終わらせてみせる……」
それと。
977:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/21(木) 18:27:50.67 ID:elenjNF50
春香の遺体が奪われたってのがフラグにならなきゃいいが
すげえ引き込まれた、乙
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