過去ログ - 【咲ーSakiー安価】魔王クエスト―魔法少女と探偵とくのいちと目立ちたがりの姫君―2
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690: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2013/03/04(月) 22:18:46.78 ID:5UeaydqAO


優希「…のどちゃん、みんなと上に行くか?」

 そうたずねる声で和は我に返った。電話を戻しながら、麻雀部の仲間たちの顔を見やる。

和「…そうですね。すみません、待たせてしまって」

優希「なーに言ってるじぇ、私たちとのどちゃんの仲じゃないか!」

 彰子とマホも、一番仲の良い優希にこの場を譲りこそすれ、和を受け入れるようにうなずいている。

和「ふふっ、ありがとう…ええ、ムロちゃんにも事件の話をしないといけませんしね」

マホ「じゃあ、私が先輩呼んで来ます!」

彰子「マホちゃんの勉強の続きもあるし、私の部屋で話そうか。ルームメイトも今は出てるから」

優希「よし!それじゃ行こう!」

 四人は連れ立って寮の階段を上に上ってゆく。

和(…やっぱり、この仲間を失いたくない…)

和(もう三年生で、中学で一緒にいられるのは今年までと分かっていても…)

和(花田先輩も九州に行ってしまいましたし、高校ともなればみんなそれぞれの旅立ちがある…)

和(それでも…私はこのつながりをなくしたくない)

和(小学生の時も…中学に上がってからも…自分の意思とは関係ないところで、友達と離ればなれになってしまった…)

和(高校に上がることが、自分の人生を決めることだというなら…)

和(こうやって一緒に戦って勝つことを目指す友達のいる道を選んで、いけないはずはありません)


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