54: ◆1XmsYbpRzk[saga]
2013/01/08(火) 00:03:05.44 ID:C4AUUwhZ0
それまでの空気を破壊し、進撃する魔獣・千早。咆哮と共に駆け出した巨体にはどれだけの破壊力があるのか、見当もつかない。
ランサー「忌々しい魔描め!!」
それまでの構えを解くと、千早の突進を軽やかな跳躍で躱す。そのまま屋敷の屋根に飛び乗ると、憎悪と侮蔑のこもった目を新城に向けた。
ランサー「一度ならず二度までも……。――――はぁ、興が削がれたぜ」
槍を肩に回し、先ほどとは全く違った、緊張感のない声が漏れる。
ランサー「セイバー! この戦いは預けたぞ! そして猛獣使い、いやライダー。貴様は我が魔槍によって必ず滅ぼす。てめぇは許せねぇ」
新城「オフィサーだ」
ランサー「なに?」
新城「オフィサーのサーヴァント、新城直衛」
ランサー「……ふん」
ランサーは音もなく夜へ消える。千早はただ闇を睨んで唸っている。
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