8: ◆1XmsYbpRzk
2012/11/26(月) 01:41:14.64 ID:xT30PnyB0
新城「では、作戦を立案しよう」
遠坂邸に帰ってすぐに、新城は修道着を脱ぎ捨てて軍服姿に戻った。そして座ることなく、殺し合いについて話し始める。
凛「そのやる気はありがたいけど…今はまったく情報がないのよ?」
新城「馬鹿か君は。情報が無いならそれをどのように得るか、それを考えろ」
凛「それなら、やっぱり静観すべきじゃない?」
新城「それは素敵だ。もちろん敵が僕たちを見逃してくれるなら、だが」
凛「どういうことよ?」
新城「まず立地からして駄目だ。遠坂邸という時点で敵の標的になっているだろう」
新城「第二に、僕は霊体として活動できない。気配遮断もできない。ご覧の通り、千早の体は塹壕にでも隠さなければ用意に見つかる」
新城「そして、僕は弱い。これでは威力偵察も不可能だ」
新城「以上のことから、僕は他のマスターと協力するのがいいと思う」
凛「どうしてそうなるのよっ!?」
新城「同盟だよ、言うなれば。出来ないのなら、出来る奴にやってもらう。簡単な話だ」
凛「む、むう……でも、互いに殺し合うマスター同士がそう安々と信頼関係を築けるかしら?」
新城「問題ない。所詮は裏切る前提の信頼だ。情報を得られたその時点で同盟は解消すればいい」
凛「罠かもしれないじゃない」
新城「君の話では、三騎士というクラスは優遇されているらしいな。ならば簡単だ。それ以外の勢力と手を組む」
新城「利用し合っている間は、少なくとも殺しあわない程度には上手くいく。打倒セイバー、打倒アーチャーだとか言えばいいのだ」
新城「望ましいのはキャスターかアサシンだな」
凛「……あんたって、マシンガントークよね」
新城「その形容が僕の世界でも出来ていたら、今頃は光帯だって血に浸かっていた」
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