34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/04(月) 23:15:02.28 ID:921+GnWDO
〜 森 〜
村人?「はっ……はっ……」
野盗「どうだった?」
村人?「あいつら、領主の真似事を始めていたぜ。俺たちを舐めてやがる」
野盗「そうか、わかった。アジトに戻っていろ、野盗2」
野盗2「『アジトに戻っていろ』って、おいおい……このまま尻尾を巻いて退却しろってか?」
野盗「違う。次に備えるための戦略的後退だ。
……意味はわかるな?」
野盗2「……へへっ、そうこなくっちゃな!
だけどよ、あいつらやけに強い魔法を使うぜ? 大丈夫か?」
野盗「正面から殴り合うわけじゃないから大丈夫だ。
それに、こっちにも便利な捨て駒があるからな」
野盗2「捨て駒……あの東方の女剣士か」
野盗「向こうじゃ侍って言うらしいぜ? まあどっちにせよ、世間知らずの島育ちで扱い安いからなあの女。いい拾いものだ」
野盗2「本当だな」
野盗「ほら、もう用事も無いだろ? さっさとアジトに戻りやがれ」
野盗2「あ、いや。最後に一つ……決行の日は? 大体の予定でいいからよ」
野盗「予定日? 喜べ、それなら早いぞ」
野盗2「いつだ?」
野盗「今日の深夜、だ」
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