過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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283:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 17:05:52.69 ID:xKQv9y9m0
……



男「それじゃあ、作戦を発表する。今回の模擬戦はいつも通りチームごとの対戦だ。チーム人数は各班四名。
以下略



284:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 17:06:20.97 ID:xKQv9y9m0
……



騎士「おい、男! ちょっと待てよ」テクテク
以下略



285:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 17:07:00.28 ID:xKQv9y9m0
男「いつものことだよ……。あの二人が駄目なら僕がその分頑張ればいいだけの話だ」

騎士「前にも言ったけど、もうちょっとお前は周りを頼れよ! これじゃあ、何のための模擬戦なのかわからねえよ」

男「じゃあ、騎士は僕の意見をちゃんと聞いてくれるのか? その指示が実際の戦場で命を賭けるかもしれないものでも、きちんと聞いてくれるのか?」
以下略



286:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 17:09:05.07 ID:xKQv9y9m0
騎士(こいつ、そんな風に考えていつも模擬戦を行っていたのか……。確かに、変に意固地なところはあるけど、男は本気で力を付けようとしてる……)

男「僕が言いたいのはそれだけだよ、騎士もやる気がないなら適当にしてくれてていいよ……」スタスタ

騎士(俺は……どうだ? 実戦になった時にこいつに命を預けられるのか?)
以下略



287:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 17:10:13.07 ID:xKQv9y9m0
騎士「俺はまだ戦場に出てないからお前の考えに完全には理解できてないと思う。でもさ、人に命を賭けろっていうならさ、お前も俺に命賭けろよ! もっと他人を信用しろ!
 でなきゃ、俺はお前に命を預けることなんてできねえ!」

男「……」

以下略



288:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 17:10:46.67 ID:xKQv9y9m0
男「わかったって言ったんだよ。確かに、相手にだけ命を賭けさせるなんて傲慢すぎた。僕も騎士に命を預ける。これでいい?」

騎士「お、おう……。なんか、やけに素直だな」ポリポリ

男「この間の借りを返すだけだよ。特に深い意味は無い」プイッ
以下略



289:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 17:11:55.04 ID:xKQv9y9m0
……



男「時間だ。みんな、準備はいい?」チラッ
以下略



290:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 17:12:34.98 ID:xKQv9y9m0
訓練生E「わかった、わかった。ほら、もう時間だろ。集中しねーとな」ニヤニヤ

訓練生F「そうそう。男がいれば模擬戦の成績は必然的にトップになるからな」ニヤニヤ

男「……そうだね。それじゃあ、始めようか」
以下略



291:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 17:13:09.51 ID:xKQv9y9m0
 男が一人先に進み、それに続くように騎士、訓練生の二人が続く。そこから騎士、訓練生が二手に別れ、男の左右にそれぞれ展開する。
 ジメジメとした空気が肌を撫でる。未だ姿を現さない相手に警戒しながら、四人は先へと進んでいく。
 森に存在する小動物の駆ける音を敵の足音と勘違いして緊張を高め、逆に自分たちが地面に落ちている小枝を踏み潰して相手に位置を悟られてないかと考える。

 模擬戦が開始して半刻ほど経った頃。騎士、訓練生達の前を先行する男が不意に立ち止まり、合図を送る。
以下略



292:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 17:13:44.70 ID:xKQv9y9m0
男(それじゃ、行くよ。三……二……一……今だっ!)ダッ!

 男が合図を送ると同時に、騎士と男が敵の一人の元へと駆け出す。騎士は腰に付けられた模造剣を鞘から抜き放ち、男は指で魔法紋を描いていく。

敵「……! クソッ!」
以下略



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