過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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446:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:07:06.25 ID:4BCi+PlG0
女魔法使い「大丈夫です、先生。きっと先生は一人でいる時間が長かったからエルフに対して寛容になってしまっているんです。こんなことになってると分かっていれば、もっと早くに先生の所に来て私が支えになるべきでした。
 先生に拾ってもらっておいて、先生の状態に気がつかなかった私は弟子失格です」

男「女魔法使い……」

以下略



447:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:07:44.65 ID:4BCi+PlG0
男「いや、いいんだ。僕が騎士にエルフのことを伝えないでいてくれってお願いしていたんだから。むしろ、女騎士には前にあったときにでも話しておくべきだったと後悔しているところだ」

エルフ「すみません、男さん。私のせいで……」

男「エルフは何も悪くないさ。ただ、女魔法使いがこうなるのも僕にはわかるから……。とりあえず、どうにか女魔法使いが納得できるように説得するからもう少しだけ我慢してくれるか」ナデナデ
以下略



448:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:08:15.79 ID:4BCi+PlG0
女騎士「そのへんの話は後で聞くとするよ。――っと、料理ができたみたいだな」

女魔法使い「朝食なので、簡単なものですけれど。どうぞ」コトッ

男「ありがとう……って、エルフの分は?」
以下略



449:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:09:33.49 ID:4BCi+PlG0
……



女魔法使い(先生は変わってしまいました。エルフを家に置くなんて昔の先生だったら考えられません)
以下略



450:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:10:05.27 ID:4BCi+PlG0
女魔法使い(だというのに、今目の前にいるエルフに先生は手を出すなっていう。なんで、先生。あんなにエルフを嫌っていたのに、家族を殺された憎い相手だって言っていたのに……。どうしてそのエルフだけ特別扱いするんですか?)

女魔法使い(私は、先生がいなくなってからもずっと先生に褒めてもらえるように頑張ってきましたよ。魔法の勉強も欠かさずに続けて、私みたいに戦争の被害にあった人のケアにも行きました。少しでも人の役に立てるようやれることは精一杯やってきました)

女魔法使い(なのに、どうして私のことを今まで一番理解してくれていた先生がこれまでの私を否定するようなことをいうんですか?)
以下略



451:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:10:34.02 ID:4BCi+PlG0
エルフ「男さん、私はどうしてればいいでしょうか?」

男「えっと、基本的にはいつもと同じようにしてくれて構わないよ。もし、女魔法使いが何か言うようなら僕が言っておくからさ」

エルフ「はい。それじゃあ、今日もお仕事頑張りますね!」トテテテテ
以下略



452:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:11:01.53 ID:4BCi+PlG0
……



男「というわけだ。僕は戦争が終わってこの街に滞在するようになった。そこで、今はもういない旧エルフと出会って、エルフに対する考えが少しずつ変わって、今のエルフを引き取る事にしたんだ」
以下略



453:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:11:42.48 ID:4BCi+PlG0
女騎士「私は…… 別にエルフを差別的に見るつもりはない。かつては仇敵だった相手とはいえ、もう戦争は終わってるんだ。
 確かに最初は警戒しながら接する事になるかもしれないが、相手が良いエルフであるのなら、こちらの態度もきちんとしたもので返すつもりだ」

男「そっか……。女魔法使いは、どう?」

以下略



454:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:12:21.01 ID:4BCi+PlG0
――男の自宅――

エルフ「男さーん、洗濯物取り込みましたよ!」

男「そっか、ありがとねエルフ」ナデナデ
以下略



455:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:12:47.37 ID:4BCi+PlG0
女魔法使い「先生、私にも何かお仕事をください」ニコッ

男「いや、そんなことをさせるわけには……」

女魔法使い「私もあのエルフと同じように先生に拾われた身です。本来であればこのように自由にしていられるような立場ではないですし。言ってくださればこの身も心も先生の好きにしてくださって構わないんですよ?」
以下略



456:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:13:27.69 ID:4BCi+PlG0
男(これは……不味いな。今の女魔法使いは出逢ったばかりの頃の状態に戻ってる。
 僕がいなくなっても女騎士や騎士と上手くやってるって話を聞いてたし、前に会った時にだいぶ普通になっていたから安心していたけど、今のこの子はまた僕に依存していた時に戻っている。
 こうなったきっかけは、やっぱりエルフの件だよな……。今まで彼女を肯定し続けていた僕が今は否定する立場になったから居場所がなくなると考えたんだろうな……。
 だから、こんな風に自分を守ろうと必死に……。そんな彼女を僕には拒絶する事はできない……。
 エルフの件も、女魔法使いの件も僕が責任を負わなきゃならないんだ。それが、彼女達を引き取った僕にできることだ)
以下略



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