過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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2012/12/04(火) 18:27:22.72 ID:4BCi+PlG0
男「女魔法使い、一度頭を冷やせ。戦争は終わった、世界は、状況はもう変わったんだ。いつまでも同じままじゃいられないんだ!
確かに、今は世界がエルフを拒んでいる。でも、いつかはそんな状況も変わるんだ。
人もそうだ、時と共に変わって行く。僕だって昔戦争に参加してエルフをたくさん殺してきた。
理由はどうあれ命を奪ってきたんだ。その行為が消える事はないだろう。
エルフの中には仲間を殺された事から僕の事を恨む者も現れるかもしれない。でも、それでも僕はその罪を背負いながらこれからも生きていきたい。
以下略
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2012/12/04(火) 18:27:53.58 ID:4BCi+PlG0
女魔法使い「先生も、先生も私の事を見捨てるんですか? 戦時中一緒に逃げていた私を見捨てた親のように……」ポロポロ
男「見捨てないよ……僕は。君の事は最後まで面倒を見るつもりだ。それが、君を拾った僕の責任だ」
女魔法使い「せんせい……」
以下略
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2012/12/04(火) 18:28:21.97 ID:4BCi+PlG0
女魔法使い「わか……りました。でも、家族としてなら甘えてもいいんですか?」
男「ああ、それならいつでも頼ってくれ。一度君たちに何も告げずに姿を消した僕が言っても信用できないかもしれないけどね」
女魔法使い「信じますよ、私は。だって、私の先生ですから……。先生なら生徒を見捨てたままにしないはずでしょ?」ニコッ
以下略
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2012/12/04(火) 18:28:50.18 ID:4BCi+PlG0
男「女魔法使い?」
女魔法使い「少しだけ、胸を貸してください。それくらいは私にも望む権利はありますよね」
男「ああ。好きなだけ貸してあげるよ……」
以下略
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2012/12/04(火) 18:29:16.76 ID:4BCi+PlG0
……
…
女魔法使い「ありがとうございました、先生。もう大丈夫です」
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2012/12/04(火) 18:29:44.12 ID:4BCi+PlG0
男「いや、いいよ。それで、女魔法使い。エルフの事だけど……」
女魔法使い「先生、私やっぱりまだエルフの事は許せません……」
男「そっか……」
以下略
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2012/12/04(火) 18:30:21.04 ID:4BCi+PlG0
――男の自宅――
エルフ「えっと、これはどういう事なんです……」オドオド
女魔法使い「私、しばらくこの街に滞在してエルフの観察をすることにしました。そのために、まずは身近なエルフとしてあなたを観察対象に選びました。なので、これからよろしくお願いします」ニコッ
以下略
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2012/12/04(火) 18:31:36.64 ID:4BCi+PlG0
ひとまずこれで女魔法使いとエルフの話は終わりです。次は戦乱の予兆のお話です。
480
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2012/12/04(火) 19:23:47.00 ID:gkeLW0Pbo
乙
前にも書いたがやっぱり女魔法使い視点で見ると切なくなるな
どう変わっていくのかは楽しみでもある
そう思うと「ある男の狂気」は選択を間違えた結末なのかな
481
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[sage]
2012/12/04(火) 20:48:30.93 ID:DeWq/vbMo
おつ
女魔法使いの過去がよくわかったし、心理描写が上手いね
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