過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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531:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 01:03:41.77 ID:RLjbm7yt0
族長「互いの怒りが限界にまで達しようとしていた時、事件を生き延びた者が語った。『あれは、かつて死んだはずの者だ』とね。
 そのことに気がついた一部のエルフがこっそりと人の代表に接触し、そのことを伝えた。そして、人の側にもそのことが本当なのか確認してもらったのだ。
 結果は……当たりだった。人を襲っていたというエルフはかつて事件によって死んだはずの者の一部だった。
 死体の数が足りないとは当時気がついていたようだが、連れ去られたか形がなくなるような無残な殺され方をされたかと皆思っていたからそのことに気がつくのが遅れたのだ。
 当然のことながら、誰も死体が動くとは思っていなかったのだよ。
 そして、互いに不信感を抱えながら人とエルフは動く死体について調査を始めた。結果、それはある魔物が起こしていることだということがわかったのだ」

エルフ「それは、一体……」

族長「うむ。それはな、“黄昏の使者”と呼ばれる魔物だった。どのように、どこから生まれるのか全く不明。神話の中にだけ登場するもので、死した者を己の配下として操り、生けるもの全てをその手によって葬り去る存在だったのだ。
 その伝承はエルフ族にだけあり、対処法もかつては記されていたという。生者の側の光にも、死者の側の闇にも属さないそやつや、その配下。
 エルフだけで対処するにはその頃には敵が増えすぎていて、数のある人はその対処方法を知らなかったんだよ。
 だから、エルフは人に協力を要請し、力を合わせて“黄昏の使者”をその配下も含めて殲滅したのだ。そうして、この世界に平和が訪れた……」



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