過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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2012/12/05(水) 01:04:50.14 ID:RLjbm7yt0
族長「……今はそのことは忘れなさい。なに、きっとまた人とエルフが手を取り合って生きていけると気がくるさね。今は互いの誤解がきつく絡み合ってしまっているが、いつかきっと誰かがこの誤解という名の縄を解いてくれる時がくるはずだ。
その時まで、我々は抵抗せず人との和解の道を探っていくしかないのだよ……」
エルフ「おばあさん……」
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2012/12/05(水) 01:05:18.14 ID:RLjbm7yt0
……
…
エルフ「おばあさん……元気なかったですね。やっぱり、みんなに人との交流を絶たないように説得して疲れているんでしょうか……」テクテク
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2012/12/05(水) 01:05:57.76 ID:RLjbm7yt0
エルフA「やい、裏切り者の子。族長の孫だからっていい気になって! お前なんてとっととこの里から出てけ」ヒュッ
エルフ「痛っ! やめ、やめてください!」
エルフB「うるさい! 人間側についている裏切り者!」
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2012/12/05(水) 01:06:25.15 ID:RLjbm7yt0
エルフ「そんなことありません! ちゃんと話せばわかってくれる人だっています。一方的に決めつけるなんてよくないです」
エルフC「言い訳ばっかりで見苦しいぞ! 現にお前の親は人間の手によって死んだじゃないか。それが何よりの証拠だ! 奴らに話し合いなんて通じない。若エルフさんの言うように俺たちには戦うしか選択肢はないんだよ!
それともお前は俺たちエルフは黙って人間に殺されろとでもいうつもりかよ」
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2012/12/05(水) 01:06:55.04 ID:RLjbm7yt0
エルフA「……まあ、若エルフさんにも族長のことを悪く言うのは止められているしな。このくらいにしておくか。だがな、どっちの意見が正しいのかはすぐにわかるようになるさ。その時、人間の見方をしたお前に居場所はないと思っておくんだな」
エルフB「裏切り者はおとなしく家にでも篭ってるんだな」
エルフC「間違いないな」ハハハハハ
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2012/12/05(水) 01:07:22.12 ID:RLjbm7yt0
――翌朝――
エルフ「う、うぅ〜ん。今日もいい天気です。昨日は帰ってすぐに眠ってしまったので何も食べていません」グゥ〜
エルフ「森の奥に行って果実を取りに行ってきましょう。あ、できればお魚も欲しいですね。帰りに川に寄って魚を採りましょう」
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2012/12/05(水) 01:08:21.01 ID:RLjbm7yt0
――森の奥――
エルフ「えっと、これは食べれるキノコで、これはダメ。あ、この果物虫食いがひどいですね……」
エルフ「よいしょ、よいしょ。籠をあらかじめ持ってきておいて正解でした。これだけ多いと手で運ぶには限界があります。あとはお魚を採れば……」テクテク
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2012/12/05(水) 01:08:47.82 ID:RLjbm7yt0
……
…
?「うっ……ここ、は?」
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2012/12/05(水) 01:09:46.26 ID:RLjbm7yt0
族長「そこからは私に話をさせてもらおうかねぇ」
エルフ「おばあさん!」
族長「よく様子を見ていてくれたね。ありがとう、お前さんはひとまず別室でゆっくりと休んでいなさい」
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2012/12/05(水) 01:10:49.00 ID:RLjbm7yt0
族長「……ふむ、行ったようだね」
?「あなたは……?」
族長「私かい? 私はこのエルフの里の族長さね。そういうあんたはどうなんだい?」
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2012/12/05(水) 01:11:51.58 ID:RLjbm7yt0
学者「……わかりました。では、お話させていただきます」
そう言って学者はポツリ、ポツリと森で倒れるまでの経緯を話し始めた。
彼は元々魔術関連の研究を行なっている一学者だった。しかし、敵対しているエルフが人よりも優れた魔術を身につけていることに関心を持ち、そこからエルフについての研究にも手を伸ばすようになっていったという。
最初は興味本位で調べ始めた事だったが、時が経つにつれて段々と本来の研究よりもエルフについての研究に没頭していくようになっていった。
以下略
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