過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
↓
1-
覧
板
20
536
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/05(水) 01:06:25.15 ID:RLjbm7yt0
エルフ「そんなことありません! ちゃんと話せばわかってくれる人だっています。一方的に決めつけるなんてよくないです」
エルフC「言い訳ばっかりで見苦しいぞ! 現にお前の親は人間の手によって死んだじゃないか。それが何よりの証拠だ! 奴らに話し合いなんて通じない。若エルフさんの言うように俺たちには戦うしか選択肢はないんだよ!
それともお前は俺たちエルフは黙って人間に殺されろとでもいうつもりかよ」
以下略
537
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/05(水) 01:06:55.04 ID:RLjbm7yt0
エルフA「……まあ、若エルフさんにも族長のことを悪く言うのは止められているしな。このくらいにしておくか。だがな、どっちの意見が正しいのかはすぐにわかるようになるさ。その時、人間の見方をしたお前に居場所はないと思っておくんだな」
エルフB「裏切り者はおとなしく家にでも篭ってるんだな」
エルフC「間違いないな」ハハハハハ
以下略
538
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/05(水) 01:07:22.12 ID:RLjbm7yt0
――翌朝――
エルフ「う、うぅ〜ん。今日もいい天気です。昨日は帰ってすぐに眠ってしまったので何も食べていません」グゥ〜
エルフ「森の奥に行って果実を取りに行ってきましょう。あ、できればお魚も欲しいですね。帰りに川に寄って魚を採りましょう」
以下略
539
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/05(水) 01:08:21.01 ID:RLjbm7yt0
――森の奥――
エルフ「えっと、これは食べれるキノコで、これはダメ。あ、この果物虫食いがひどいですね……」
エルフ「よいしょ、よいしょ。籠をあらかじめ持ってきておいて正解でした。これだけ多いと手で運ぶには限界があります。あとはお魚を採れば……」テクテク
以下略
540
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/05(水) 01:08:47.82 ID:RLjbm7yt0
……
…
?「うっ……ここ、は?」
以下略
541
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/05(水) 01:09:46.26 ID:RLjbm7yt0
族長「そこからは私に話をさせてもらおうかねぇ」
エルフ「おばあさん!」
族長「よく様子を見ていてくれたね。ありがとう、お前さんはひとまず別室でゆっくりと休んでいなさい」
以下略
542
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/05(水) 01:10:49.00 ID:RLjbm7yt0
族長「……ふむ、行ったようだね」
?「あなたは……?」
族長「私かい? 私はこのエルフの里の族長さね。そういうあんたはどうなんだい?」
以下略
543
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/05(水) 01:11:51.58 ID:RLjbm7yt0
学者「……わかりました。では、お話させていただきます」
そう言って学者はポツリ、ポツリと森で倒れるまでの経緯を話し始めた。
彼は元々魔術関連の研究を行なっている一学者だった。しかし、敵対しているエルフが人よりも優れた魔術を身につけていることに関心を持ち、そこからエルフについての研究にも手を伸ばすようになっていったという。
最初は興味本位で調べ始めた事だったが、時が経つにつれて段々と本来の研究よりもエルフについての研究に没頭していくようになっていった。
以下略
544
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/05(水) 01:13:02.52 ID:RLjbm7yt0
族長「なるほどねえ。それは災難だったね」
学者「いえ、自分もこの事実を知るまではエルフのことを毛嫌いしていましたから。ある意味では自業自得です。正直に話させてもらえば、今もあなたがたが得体の知れない存在として恐ろしいと思っている自分もいます」
族長「そりゃ、そうさね。今までろくに対話せず命を奪い合ってきた存在のいる場所に身一つで放り込まれているんだ。怖がっても仕方がないね」
以下略
545
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/05(水) 01:13:29.84 ID:RLjbm7yt0
族長「そうかい。でも厄介なことになったね。あたしはあんたがここにいようと別に構いやしないんだが。なにせ時期が時期だ。人とエルフとの戦いは激しくなる一方。特に若いエルフは今のあんたが話してくれた若い人間と同じように人を倒そうと躍起になってる。
この里のエルフはまだ私が抑えているけれどそれもいつまで持つかわからないのが正直なところだねぇ。
だからあんた。その傷が治ったらすぐにこの森を出たほうがいいよ。私も立場が立場なものだから見てみぬふりをするくらいしかできないけどねえ」
学者「いえ、今の人とエルフの状況を考えればそう考えて当然です。むしろ人とわかっていて殺さないでいただけるだけマシでしょう。その上手当までしていただいて。感謝しております」
以下略
1002Res/678.92 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1354204300/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice