過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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604:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 17:47:22.95 ID:RLjbm7yt0
種族が違うというだけで迫害され、話し合いをする場も与えられず、誇りを汚され理不尽な暴力を浴びせられて命を狙われた。
一緒に逃げ出した家族や友人は途中で捕まり、ある者は目の前で殺され、ある者は絶望から命を絶った。
そして、最後に残ったのは己と数名の同胞たち。人の少ないこの森へと逃げ込み、ひっそりと隠れていた。
彼らの種族の象徴ともいえる長い耳をローブをかぶることで隠していた。人とは違うもう一つの種族、エルフ。

住処を失い、友を失い、家族を失い。大切な存在も、誇りさえも汚された彼らは今、変わろうとしていた。

傷エルフ「俺たちが何をした……。住む場所を譲り、ひっそりと暮らしてきた。横暴な人の行動も黙って見過ごし、長い時を耐えてきたはずだ。
 奪いに奪って、好き勝手に生きてきて、それでもまだ足りないというのか……」

水に浸していた顔に爪が食い込んでいく。皮を削ぎ、血を垂れ流し、痛みを感じながらも奥へ、奥へと食い込んでいく。



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