過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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605:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 17:48:06.22 ID:RLjbm7yt0
傷エルフ「許さない、許さない。人は存在するべきでない。奴らはただいるだけで害悪だ。
 誇りがなんだ! そんな物がなんの役に立った。
 女子供は見逃せ、自分たちから手を出してはならない。必要最低限以外の争いは避けなければならない。
 こんなくだらない、古臭いしきたりのせいで俺の家族は、恋人は、友は死んだ! なぜだ! なぜ彼らは死ななければならなかったのだ!」

彼の叫びは森中に響き、天にこだました。いつの間にか周りには生き残った他のエルフたちが立っていた。
悲しみにくれ、そして今怒りをさらけ出している仲間の決断を彼らは見守っているのだ。

傷エルフ「奴らは、滅びなければならない……」

俯いていた傷エルフが顔を上げる。木々の隙間を縫って差し込んだ月明かりが彼の顔を照らす。
そこにいたのは人とエルフの争いが生んだ修羅だった……。

傷エルフ「知らしめてやろう、奴らにも。大切なものを奪われる痛みを……」

そう言って傷エルフが見つめるのは昼間彼が森の中で見かけた子供たちが去っていった先だった……。



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