過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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2012/12/05(水) 18:41:23.07 ID:RLjbm7yt0
女魔法士「一応、的には当たっていますし……合格でいいんじゃないですか?」
女槍士「私もそう思うけどさ、でもちゃんとは当たってないんだよね。ここで甘やかしたら駄目なんじゃない? 一応大事な試験だし」
女剣士「う〜ん、別に合格でいいと思うけどね〜。実際これだけの腕があったら普通に戦えると思うし」
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2012/12/05(水) 18:42:00.11 ID:RLjbm7yt0
女槍士「一応もう一度だけ聞いておくけれど本当にいいの?」
男「いいさ、いいに決まってる! 僕はこのためにずっとみんなと一緒に居続けたんだ。確かに、最初はエルフに復讐する事ばかり考えて戦場にでていたよ。
でも、実際に戦場に出て自分に力がないのがわかって、エルフ達がどれほど恐ろしい存在かもわかった。それからみんなの力も。
今の僕じゃやれる事も限られているけどそれでもみんなの力になりたいんだ。僕に魔法を教えてくれて、エルフを倒す力をくれた。危険な戦場での生き方や対処法を教えてくれて、僕を守ってくれたみんなの力に。
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2012/12/05(水) 18:42:46.66 ID:RLjbm7yt0
気がつけばいつの間にか隊員達の背後に女隊長が立っていた。苦い表情を浮かべ、仲間達の意見を聞いている女隊長。最後の決断を任せられた彼女は困ったように男を見ていた。そして男また彼女に自分を認めてもらおうと説得の言葉を口にする。
男「お願い、女隊長。僕を戦いに参加させて! 絶対に、役に立ってみせるから!」
強い眼差しで己を見つめて来る男に女隊長は困ってしまう。こういった目をした人を自分が止める事はできないとわかっているからだ。
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2012/12/05(水) 18:43:37.82 ID:RLjbm7yt0
男剣士「いよっしゃああああああああ! やったな、男! これでお前は正式に俺たちの仲間だぜ!」
男弓使い「こら、そんな言い方だと今までが正式な仲間じゃなかったみたいだろうが。でも、まあおめでとう男。これから頼りにしてるよ」
男槌士「よかったのう、男。でも、これで満足してはいかんぞ。これからも鍛錬を続けてより強くなれるようにするんじゃぞ」
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2012/12/05(水) 18:44:17.61 ID:RLjbm7yt0
男剣士「おいおい。男たるものこの程度で泣いてるんじゃねーよ。女々しいと思われるぞ」
男弓使い「とかなんとか言って、自分だって目尻に涙浮かべて必死に泣くのを我慢してるくせに」
男剣士「ばっ! ちげえよ、これはだな……そう! 汗だよ、汗。緊張して見てたから汗かいたんだよ」
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2012/12/05(水) 18:45:32.35 ID:RLjbm7yt0
女隊長(よかったね、男。ホント、これまでずっと頑張ってきた成果が出て私も嬉しいよ)
仲間達の喜びの輪に入らずにいた女隊長だったが、そんな彼女に今回の主役の男が気がついた。そして、幾つもの手にもみくちゃにされている中を飛び出して、女隊長の元へと駆け出した。
男「女隊長!」
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2012/12/05(水) 18:46:10.63 ID:RLjbm7yt0
女隊長「あの……ね、男。そろそろ離れてくれないと私……」
そう言いつつそっと男の背中に腕をまわして優しく抱きしめる女隊長。互いに抱きしめ合う状況がしばらく続いた。
男「……」
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2012/12/05(水) 18:46:42.76 ID:RLjbm7yt0
女剣士「いや〜、女隊長に少年趣味があるとは思わなかったな〜」
女魔法士「年下の男の子と大人の女性の恋愛……。ありですね……はぁ、はぁ」
男剣士「男め……うらやま。いや、けしからん」
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2012/12/05(水) 18:47:30.94 ID:RLjbm7yt0
みんな男の行動や女隊長の行動に特に深い意味はないと分かって入るもののからかうのは止めない。いつも通りの展開になった仲間達を見て男は笑顔を浮かべる。
新しい家族とも呼べる仲間達ができたことによって浮かべる事ができるようになった笑顔を。
男「みんな、そんなにからかったら女隊長がかわいそうだよ!」
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2012/12/05(水) 18:47:56.60 ID:RLjbm7yt0
エルフ一行の偵察の任を受けてはや一週間が過ぎようとしていた。エルフ達が目撃された地点は既に過ぎ、そこに残された僅かな痕跡を辿って男達はエルフ達を追跡していた。
しかし、己の存在を相手に気取られてはいけない偵察任務では行進は慎重にならざるをえず、その歩みは遅く、更には木々やでこぼことした獣道が進行速度をより遅れさせていた。
そして、それとはまた別に彼らの行く手を阻む存在も。
男剣士「気をつけろ、猪型の魔物だ! 男、女魔法士援護頼む! 火の魔法は目立つから極力使うなよ」
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