過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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2012/12/06(木) 00:46:36.43 ID:ULshItii0
女隊長『そ、それじゃあお休み男! 見張りよろしくね!』
そして、昨晩の女隊長との一件。思い出すだけで顔が熱くなる男にとって初めての異性との接触。今まで感じたことのない感覚に戸惑い、それでも身体の中から湧き上がる形容し難い衝動を感じた。知識としてはああいったことを男女でするというのは男も知っていた。だが、実際にそれをしてみると知識だけではわからなかったたくさんのこともわかったのだ。
もっと、もっと、触れ合いたい。彼女のすべてを感じていたい。自然とそんな気持ちが今の彼の中にあった。
そう、今の男の頭は女隊長のことで一杯だったのだ。
以下略
704
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2012/12/06(木) 00:47:17.28 ID:ULshItii0
男(な、なんだっ!)
咄嗟にその場にしゃがみこみ、木を背にして身体を隠して周りを警戒する男。隠す気もないむき出しの敵意が周囲に漂っている。暗く、深く、重いそれは、油断しているとすぐにでも相手に自分の気配を探られ、居場所を察知されてしまうほど凶暴なものだった。
ドッドッドッと心臓が早鐘を鳴らす。呼吸は乱れ、全身の毛穴が開き、冷や汗が溢れ出す。
以下略
705
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2012/12/06(木) 00:48:01.16 ID:ULshItii0
女隊長『……一つ、約束して。絶対に無茶はしないって』
だが、脳裏には女隊長の言葉が蘇る。無理はするなと、そう忠告された時のことが。悩んだ末、男は決断を下す。
男(だめだ、やり過ごそう。女隊長との約束がある……)
以下略
706
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2012/12/06(木) 00:48:34.79 ID:ULshItii0
男「……」
先程までの動揺は一瞬にして消え去り、殺意だけが男の脳裏を占めた。女隊長との約束は既に彼方へと消え去り、今の彼は傷のエルフに対する復讐心で一杯だった。
男「見つけたぞ……。父さん、母さん、妹、みんな。今、仇を取る……」
以下略
707
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2012/12/06(木) 00:49:13.06 ID:ULshItii0
今日はここまでで。おやすみなさい。
708
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2012/12/06(木) 04:20:41.60 ID:k63+M2rPo
乙
結末わかってるから辛い…
悲しい厳しい話が続くなぁ…
709
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2012/12/06(木) 10:03:03.86 ID:MMeMaMH4o
乙でした
710
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[sage]
2012/12/06(木) 10:52:34.58 ID:9/YjZGpco
乙
すげー面白いよ
テンポも早くて好き
711
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2012/12/06(木) 23:07:45.67 ID:ULshItii0
>>708
ありがとうございます。
結末は既に語られているで、彼らがどうなるのかはわかっているのですが、それが男にどう影響を与えていったのかに注目して欲しいですね。
>>709
以下略
712
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2012/12/06(木) 23:09:22.34 ID:ULshItii0
轟音が森の中に響き渡った。静寂さを常としたこの場所で、あまりにも異常なその音に、エルフを捜索していた隊員たち全員が気がつく。
魔物か、エルフか。それともまた別の盗賊といった存在か。なんにせよ、誰かが敵と相対している。ならば、いち早く戦っている味方の元へと駆けつけなければ。
動いた。皆躊躇いもせず、それでいて警戒は怠らず。
一人、二人、三人。少しずつ合流する隊員たち。そして男を除いた全員が自然と集まる。
以下略
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