過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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2012/12/06(木) 00:48:01.16 ID:ULshItii0
女隊長『……一つ、約束して。絶対に無茶はしないって』
だが、脳裏には女隊長の言葉が蘇る。無理はするなと、そう忠告された時のことが。悩んだ末、男は決断を下す。
男(だめだ、やり過ごそう。女隊長との約束がある……)
以下略
706
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[saga]
2012/12/06(木) 00:48:34.79 ID:ULshItii0
男「……」
先程までの動揺は一瞬にして消え去り、殺意だけが男の脳裏を占めた。女隊長との約束は既に彼方へと消え去り、今の彼は傷のエルフに対する復讐心で一杯だった。
男「見つけたぞ……。父さん、母さん、妹、みんな。今、仇を取る……」
以下略
707
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2012/12/06(木) 00:49:13.06 ID:ULshItii0
今日はここまでで。おやすみなさい。
708
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[sage]
2012/12/06(木) 04:20:41.60 ID:k63+M2rPo
乙
結末わかってるから辛い…
悲しい厳しい話が続くなぁ…
709
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[sage]
2012/12/06(木) 10:03:03.86 ID:MMeMaMH4o
乙でした
710
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[sage]
2012/12/06(木) 10:52:34.58 ID:9/YjZGpco
乙
すげー面白いよ
テンポも早くて好き
711
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2012/12/06(木) 23:07:45.67 ID:ULshItii0
>>708
ありがとうございます。
結末は既に語られているで、彼らがどうなるのかはわかっているのですが、それが男にどう影響を与えていったのかに注目して欲しいですね。
>>709
以下略
712
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2012/12/06(木) 23:09:22.34 ID:ULshItii0
轟音が森の中に響き渡った。静寂さを常としたこの場所で、あまりにも異常なその音に、エルフを捜索していた隊員たち全員が気がつく。
魔物か、エルフか。それともまた別の盗賊といった存在か。なんにせよ、誰かが敵と相対している。ならば、いち早く戦っている味方の元へと駆けつけなければ。
動いた。皆躊躇いもせず、それでいて警戒は怠らず。
一人、二人、三人。少しずつ合流する隊員たち。そして男を除いた全員が自然と集まる。
以下略
713
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2012/12/06(木) 23:10:09.85 ID:ULshItii0
女剣士「急ごう! 手遅れになったら悔やんでも悔やみきれないよ」
男弓使い「ああ。だが、焦りは禁物だよ。嫌な言い方になるけど、それで敵が仕掛けていた罠にハマるなんてことになったら目も当てられない」
男弓使いの言う通り、焦って男を助けに行った結果、自分たちもやられてしまうなんてことになれば意味がない。だが、それでも彼らはそんなことを今は気にしている状況でないと言わんばかりに急いで彼のもとへと向かう。
以下略
714
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2012/12/06(木) 23:10:45.95 ID:ULshItii0
女隊長「男……」
女隊長の額にジワリと嫌な汗が滲む。思い出すのはかつて弟を見捨てて逃げたあの時の光景。力がないからと言い訳をし、大切な肉親を捨てて逃げ去った時の後悔。
女隊長「無事で、いて……」
以下略
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