過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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716:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/06(木) 23:11:53.79 ID:ULshItii0
ググっと男の首にかかる力が強くなる。悲鳴をあげることもできず、男は目を白くし、かすれた息を吐きだすことしかできなかった。
 憎い、憎い、憎い。死の間際にあってなお男の心を占めるのはエルフに対する憎しみだった。汚らしい存在はどちらか? それはお前たちではないかと口にできないからこそ心の中で呪詛の言葉を唱え続ける。
だが、それも長くは続かない。憎しみよりも苦しみが増し、そんなことを考える余裕がついになくなった。徐々に薄れていく意識の中、男が最後に脳裏に思い浮かべたのは、分隊のみんなだった。

男(みんな……ごめ……)

言葉にならない謝罪を述べ、ついに男の意識が消えてゆく。だが、その瞬間。男の首を絞める傷エルフの手に向かって一筋の矢が飛び込んだ。



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