過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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915:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/21(金) 02:53:12.08 ID:abYTtK5o0
男「させるかっ!」

 簡略化した紋様を描き男は女魔法使いに危害を加えようとするエルフを風の魔法で切断する。胴から下を切り取られたエルフはそのまま地面に倒れ伏した。

男「女魔法使い、大丈夫!?」

女魔法使い「は、はいっ! すみません、先生」

男「気にしないで。ただ、僕もずっと常に気を回せていられないかもしれない。だから風の魔法で自分の前に盾を作っておくんだ。そうすれば少なくとも相手の一撃は確実に防げる」

女魔法使い「わかりました。やってみます!」

 男の指示を素直に受け入れ、女魔法使いは風の盾を自身の前に展開した。彼の言ったとおり、それはすぐさま効力を発揮することになる。明らかにこの場に不釣り合いな女魔法使いが彼らの弱点だと感じたエルフが彼女めがけて魔法で作り上げた氷柱を撃ち放った。
 何か防御の手段があったとしてもこれならば貫けると思っての行動だったのだろう。だが、彼らにとって誤算であったのは女魔法使いの魔法を扱う才が群を抜いていたということだろう。
 同じ魔法でも使い手の力量によってその精度は変わる。まだまだ魔法の扱いには慣れていない女魔法使いだが、その才覚は並び立つほどがいないほどだ。そんな彼女が発動させた風の盾は、本来であればそれを突き抜け、獲物を貫くはずの氷柱をいともたやすく弾き飛ばした。
 その光景を見て驚愕し、その場に固まるエルフ。そして、それを男が見逃すはずもなく、すぐさま土の魔法を発動させる。先端の尖った土の杭が女魔法使いを狙ったエルフの腹部を突き刺し、絶命させる。



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