31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/04(火) 23:01:24.40 ID:tJH5bH0AO
乙するタイミングが掴めないッ!
32:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/05(水) 13:24:02.88 ID:gG5+Zf3IO
今日の夜には完結予定
33:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/05(水) 21:17:12.85 ID:gG5+Zf3IO
少女は少年の目線に気づきます。
「あ、これ?何か彫られてるでしょ。実はね、わたし文字が読めないの」
そう言ってそっとガラスに触れます。
34:月日進 ◆EIVbeOiPes[sage]
2012/12/05(水) 21:18:12.34 ID:gG5+Zf3IO
少年は答えることができませんでした。
あることに気づいてしまったからです。
「黒が……」
35:月日進 ◆EIVbeOiPes[sage]
2012/12/05(水) 21:19:18.31 ID:gG5+Zf3IO
ですが、なぜでしょう。
少女の押し出そうとする力は少年の思っている以上に力強く、少年はつい一歩、後ろに下がってしまいます。
少年の足元は黒でした。
36:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/05(水) 21:21:37.47 ID:gG5+Zf3IO
苦しそうに少女は首を振ります。
「だめ……だよ?」
37:月日進 ◆EIVbeOiPes[sage]
2012/12/05(水) 21:24:05.19 ID:gG5+Zf3IO
少年は手をのばします。
少年は少女の手をつかみます。
そしてそのままこちらに引き寄せます。
38:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/05(水) 21:33:51.54 ID:gG5+Zf3IO
昔々のお話。
ある国は神様を怒らせていまい、太陽を失い、ずっと薄暗い空の下で過ごしていました。
国民は神様に乞います。
39:月日進 ◆EIVbeOiPes[sage]
2012/12/05(水) 21:37:04.95 ID:gG5+Zf3IO
いつしか真っ白な塔と真っ白な少女は黒く、灰色に汚れていきます。
それでも少女はこの国のため、太陽を守り続けました。
これは、そんな昔話のある国でのお話。
40:月日進 ◆EIVbeOiPes[sage]
2012/12/05(水) 21:41:08.07 ID:gG5+Zf3IO
ある時、塔の青い光が強くなりました。
それはこの国全体を覆い尽くします。
昔話はいつでも多くの人にとってハッピーエンドです。
41:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/05(水) 21:45:21.08 ID:gG5+Zf3IO
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