過去ログ - 俺「僕はイエスマン」まどか「氏ね」織莉子「氏ね」かずみ「氏ね」
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38:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:14:05.59 ID:fBfrmIoWo
昨日の道とは意図して逆方向を歩いています。
やはりしょっ引かれそうになった、という経験は思いの外僕のトラウマとなっているよう。
でも、まあ、知ってる道を歩くよりはいいでしょう。

ちょっと公園を通り抜けましょう。遠回りよりはマシです。
以下略



39:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:14:44.78 ID:fBfrmIoWo
ですが私は散策中です。少女とはいえ邪魔なもんは邪魔なのです。

俺「邪魔です。どけ。」

赤い髪の少女の眉が潜めがちに、緑色の髪の幼女は肩を遊ばせています。
以下略



40:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:15:12.15 ID:fBfrmIoWo
???「まあまあまあ、待てよ」

赤髪のほうが私の袖を掴みました。洗ったばかりなのに。この野郎離せ!!!!
振りほどきます。

以下略



41:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:15:52.99 ID:fBfrmIoWo
俺「はい」

???「へへ、物分かりがいいなアンタ。金よこせ。」

下卑た笑みを浮かべる野人(赤)。歯がきたねえ。キスとかフェラは全力で遠慮したい。
以下略



42:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:16:56.55 ID:fBfrmIoWo
まずった。逃げなくては確実にゲームオーバー。そんなレベルです。
しかし、さっききた道を引き返したら家が割れる。ほむらに迷惑をかける訳にはいきません。
公園の出口を探し、突っ切る。
しかし。

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43:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:18:26.78 ID:fBfrmIoWo
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
公園も出て少しもしませんが、結局僕は元行こうとした道を歩くことにしたのです
少女二人も追いかけてくる気配はありません。

俺「こんにちは」
以下略



44:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:20:51.24 ID:fBfrmIoWo
音が小さな自動車なので、狭い路地では避けるのに一苦労です。
死角から鳴らされるクラクションほど腹立たしく、また恐ろしいものはありません。
轢かれてもダメージの少なそうなフォルムですが、やはりいい気分はしませんでしょう。
タカシならきっと「轢いても死なねーよ」と宣いつつ歩行者をなぎ倒すでしょう。

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45:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:21:17.96 ID:fBfrmIoWo
イチレツニナランデクダサーイ

嗅ぎ慣れた、昆布だしの匂い。油揚げの香り。ふと家を思い出します。
これはもしや。

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46:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:22:24.47 ID:fBfrmIoWo
最後尾に並んで順番を待ちます。
茶や紺、灰色の背中がゆらゆらと鍋に向かう様は
まるで地獄に落ちた者どもが、煮えたぎる釜に向かわされているように見えてしまいます。

知り合いや仲間なのでしょう、世間話のような会話を交わしながら、時折笑い声をあげています。
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47:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:22:58.69 ID:fBfrmIoWo
彼らの笑い声の中にひときわ大きく甲高く響く声が混じりました。僕のすぐ後ろに並んだようです。
不意に漂う饐えた体臭の中に、微かに香る匂い。
もしかしなくても、そうです。

???「よお、また会ったな。」
以下略



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